自己点検?評価の対象期間:
平成27年
04月
01日
~
平成28年
03月
31日
赤坂 真二
(教授)
<教育活動>
授業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取り組み
グループ学習やディスカッションなど学習形態を協働型にするに留めず,学修課題の作成段階から受講生が決め,より主体性を尊重したアクティブ?ラーニング型授業を展開した。
【観点2】教育の達成状況
卒業生からは、困難があるが仕事が楽しい、また、児童生徒の姿に感動したなどの、実践者としての充実感を感じるコメントが聞かれている。学卒の修了生も同様の傾向である。また、現職派遣の修了生は、現場に戻り、主任クラスの責任ある立場におかれているが、それぞれ大学院での学びに立脚し、リーダーシップを発揮していると聞いている。
研究指導
【観点1】学部
学生ひとりひとりの課題意識を大事にするようにしながら,卒業研究のテーマを絞り,テーマに関する先行研究などをゼミで検討した。研究を進める際は,現場で取得したデータを元に,現場で活用できる研究成果の創出をするように指導した。
【観点2】大学院(修士課程、専門職学位課程、博士課程)
個人研究に関しては,週に一度,個人ゼミを設定し,質疑応答を通して,院生の課題意識に寄り添いながら,適宜情報を提示した。個人ゼミを繰り返す中で,視野を広げるとともに専門性を高めるように助言をした。
その他の教育活動
- 教員採用試験対策講座「生徒指導」担当(4月19日)
- 教育実習における学生指導(4年生3名 3年生1名)
- 教育委員会との連携講座 新潟講座(8月24日)
- 教育委員会との連携講座 新潟講座(6月16日)
- 院生と現場教師を対象に教職スキルアップを中心にした研修会の実施(6月、8月、11月、2月)
- 地域の現場教師の課題?悩み相談会の実施(月1回)
◎
特色ある点及び今後の検討課題等
- 今年度教員採用試験を受ける学生,院生約50名に対して,学級経営に関する試験対策用の講座をした。
- 研究授業を参観した後,それぞれ30分から60分の事後指導を実施して,学びの定着を図った。ゼミで模擬授業を繰り返し実施したので,落ち着いて授業は出来ていたが,教材研究のさらに充実させたい。
- 新潟県立教育センターを会場にして,新潟県内の教師を対象に講座を開催した。約40人が参加した。8月は現場の教師が忙しい時期である。実施時期を考えたい。大学と教育委員会と連携事業として今後の継続が望まれる。
- 長野県総合教育センターを会場にして,長野県内の教師を対象に講座を開催した。約70人が参加した。大学と教育委員会と連携事業として今後の継続が望まれる。
- 現場の教師と院生を対象に,全国で活躍する講師を招いて,教職のスキルアップを目的として講座を主催している。今年度は4回で,のべ180人が参加した。
- 地元の現場教師を中心に,悩み相談のサークルを運営している。今年度は,8月をのぞく11回,開催した。
<研究活動>
研究成果の発表状況
著】(1)
平成28年
03月:
学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 3年(共著),明治図書出版
(2)
平成28年
03月:
学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 1年(共著),明治図書出版
(3)
平成28年
03月:
信頼感で子どもとつながる学級づくり 協働を引き出す教師のリーダーシップ 中学校編 (学級を最高のチームにする極意)(共著),明治図書出版
(4)
平成28年
03月:
信頼感で子どもとつながる学級づくり 協働を引き出す教師のリーダーシップ 小学校編 (学級を最高のチームにする極意)(共著),明治図書出版
(5)
平成28年
03月:
学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 2年(共著),明治図書出版
(6)
平成28年
03月:
集団をつくるルールと指導 失敗しない定着のための心得 中学校編 (学級を最高のチームにする極意)(共著),明治図書出版
(7)
平成28年
03月:
学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 6年(共著),明治図書出版
(8)
平成28年
03月:
学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 4年(共著),明治図書出版
(9)
平成28年
03月:
集団をつくるルールと指導 失敗しない定着のための心得 小学校編 (学級を最高のチームにする極意)(共著),明治図書出版
(10)
平成28年
03月:
学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 5年(共著),明治図書出版
(11)
平成28年
02月:
スペシャリスト直伝! 成功する自治的集団を育てる学級づくりの極意(単著),明治図書出版
(12)
平成28年
02月:
赤坂版「クラス会議」バージョンアップガイド―みんなの思いがクラスをつくる!(単著),ほんの森出版
(13)
平成28年
02月:
子どもの心と学校臨床 第14号 特集:学校現場で活かすアドラー心理学(共著),遠見書房
(14)
平成28年
02月:
クラスを最高の雰囲気にする! 目的別朝の会?帰りの会アクティビティ50(共著),明治図書出版
(15)
平成27年
12月:
学び続ける教師になるためのガイドブック 成功する学校改善プロジェクト編 ~上越教育大学流 教師力アップの極意~(共著),明治図書出版
(16)
平成27年
12月:
赤坂版「クラス会議」バージョンアップガイド 2016年 01 月号 [雑誌]: 月刊学校教育相談 増刊(単著),ほんの森出版
(17)
平成27年
10月:
○×イラストでわかる! 高学年女子の指導(共著),学陽書房
(18)
平成27年
09月:
気になる子を伸ばす指導 成功する教師の考え方とワザ 中学校編 (学級を最高のチームにする極意)(共著),明治図書出版
(19)
平成27年
09月:
気になる子を伸ばす指導 成功する教師の考え方とワザ 小学校編 (学級を最高のチームにする極意)(共著),明治図書出版
(20)
平成27年
08月:
思春期の子どもとつながる学級集団づくり (学級を最高のチームにする極意)(共著),明治図書出版
(21)
平成27年
07月:
いじめに強いクラスづくり 予防と治療マニュアル 中学校編 (学級を最高のチームにする極意)(共著),明治図書出版
(22)
平成27年
07月:
いじめに強いクラスづくり 予防と治療マニュアル 小学校編 (学級を最高のチームにする極意)(共著),明治図書出版
(23)
平成27年
07月:
THE ほめ方?叱り方 (「THE 教師力」シリーズ)(共著),明治図書出版
(24)
平成27年
05月:
THE 保護者対応~小学校編~ (「THE 教師力」シリーズ)(共著),明治図書出版
論】(1)
平成28年
03月:
生徒指導困難校における教師と生徒の信頼関係の構築に関する事例的研究,上越教育大学教職大学院研究紀要,3巻,
pp.11-23
(2)
平成28年
02月:
いじめが起きにくい学級をつくる教師の働きかけに関する事例的研究 集団づくり導入期における教師の指導行動に着目して,3巻,
pp.1-10
(3)
平成27年
09月:
学級から広げる 勇気づけの子育て?親育ち(第6回)お母さんたちのクラス会議 信頼を紡ぐ保護者会,月刊学校教育相談,29巻,11号,
pp.52-55
(4)
平成27年
08月:
学級から広げる 勇気づけの子育て?親育ち(第5回)お母さんたちの「クラス会議」に向けて,月刊学校教育相談,29巻,10号,
pp.50-53
(5)
平成27年
07月:
学級から広げる 勇気づけの子育て?親育ち(第4回)勇気という名の往復はがき,月刊学校教育相談,29巻,8号,
pp.50-53
(6)
平成27年
07月:
学力向上のためには基盤となる信頼関係づくりが必要 言葉かけの校内研修を行い、学校体制で取り組むべき (特集 若手教師に身につけさせたい 「正しく叱る」「正しくほめる」技術) -- (赤坂真二先生が成功事例とともに解説 コミュニケーションスキルが身につく校内研修術),総合教育技術,70巻,5号,
pp.10-15
(7)
平成27年
06月:
学級から広げる 勇気づけの子育て?親育ち(第3回)信じてよさを伝え続ける,月刊学校教育相談,29巻,7号,
pp.50-53
(8)
平成27年
05月:
学級から広げる 勇気づけの子育て?親育ち(第2回)保護者と育てる良太君,月刊学校教育相談,29巻,6号,
pp.50-53
学会活動への参加状況
(1)
平成27年
08月
22日:
~
平成27年
08月
22日:
日本教育心理学会第57回総会
<社会との連携>
◎社会への寄与等
近年,学力向上に取り組む地域が学級集団づくりに力を入れる傾向がある。しかし,学級集団づくりは,学部の教員養成でシッカリ扱われていないため,その理論や方法が求める声が多くなってきている。年間、約110回の講演会、校内研修、教育委員会研修に招かれた。そのほとんどの地域、または、主催団体から数年来の依頼をいただいている。研修会が終わると受講者のアンケートが返されるが、そのほとんどが90%以上の満足度である。筆者の講座などが一定の評価を得ていると言っていいのではないだろうか。