自己点検?評価の対象期間： 平成27年 04月 01日 ～ 平成28年 03月 31日
木村 吉彦
（教授)
＜教育活動＞
授業
【観点１】教育方法及び成績評価面での取り組み
【観点２】教育の達成状況
単なる理論講義ではなく、小学校児童に関わる映像を元に、具体的な子どもの姿から生活科をはじめとした学校教育のあり方を伝えようとしている。成績評価については、出席重視は当然かも知れないが、ここ２０年以上最終レポートの中に「授業評価（授業者への評価）」欄を設けている。それによって、授業者である木村の単なる自己評価ではなく、受講者の視点による授業評価を可能にして、次年度への改善に結びつけている。
【観点２】教育の達成状況
学校支援プロジェクトによる「子ども理解」への実践力育成には大いに貢献することができた。しかし、学卒院生は教員採用試験に合格することができないという厳しい現実もあった。今後は、学卒院生との関わりをさらに大切にしたい。
研究指導
【観点２】大学院（修士課程、専門職学位課程、博士課程）
「学校支援プロジェクト」における「リフレクション（前週の学校支援についての報告に基づく省察と意見交換ゼミ）」を大切にしている。木村ゼミでは、現職者と学卒者が現場実践の在り方についての大きな学びになっているし、お互いの意見交換によって自分自身の実践の在り方をより客観的に見直すこともできている。現職者?学卒者共に専門性の高い実践力修得に結びついていると思う。
その他の教育活動
- 私立大学 東北文教大学非常勤講師（生活科指導法?幼小連携特論）
- 国立大学法人 宮城教育大学非常勤講師（幼小連携の重要性と生活科の教科特性）
- 教員免許状更新講習（生活科の教科特性と学習指導のあり方）
- 上越アドベンチャーサークル（JAC）顧問
- 山形県南陽市立梨郷小学校評議員＋研修会講師
- 山形県鶴岡市内私立みどり幼稚園研修会講師
- キッズクラブ「きんたろう」顧問
◎
特色ある点及び今後の検討課題等
- 木村の専門である「幼小連携」と「生活科」に関する非常勤講師や多くの都道府県?市町村の教育委員会研修を依頼され、実践している。子ども主体の学習展開や授業改善に向けての話を複数の映像をもとに理論化?説明して多くの学生達から理解を得ている。このことは、教員免許状更新講習にも繋がるし、大学生や大学院生への指導にも全て活かされている。
＜研究活動＞
研究成果の発表状況
著】(1)
平成28年
01月：
『実践 接続期カリキュラム 長野茅野市発?育ちと学びをつなぐ「幼保小連携教育」の挑戦』（共著）,ぎょうせい
論】(1)
平成27年
12月：
生活科にとっての「教材」とは,広島大学附属小学校『学校教育』,1181巻,2016年1月号,
pp.6-13
(2) 平成27年 09月： これからの幼保小連携,『時報 市町村教委』,258巻,平成27年9月号, pp.2-4
(2) 平成27年 09月： これからの幼保小連携,『時報 市町村教委』,258巻,平成27年9月号, pp.2-4
業】(1)
平成28年
03月：
木村ゼミ学修成果報告書,すべては、子どもたちのために 第5号
共同研究（幼、小、中、高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む）の実施状況
(1)接続期カリキュラム作成?実現,代表者：木村 吉彦,(上越教育大学教職大学院)
学会活動への参加状況
(1)
平成27年
06月
20日：
～
平成27年
06月
21日：
日本生活科?総合的学習教育学会（主催者側）
◎特色?強調点等
- 現場での教育を大切にしつつ，理論と実践との往還をもとに木村ゼミ生には子ども理解を大切にする学校支援に取り組んでもらっている。そして，支援校の先生方にも，子どもの主体性を大切にする体験重視の学習を実現してもらっている。
＜社会との連携＞
社会的活動状況
(1)
平成28年
02月
19日：
～
平成28年
02月
19日：
長野県茅野市幼保障連携まとめの会講話
(2)
平成27年
11月
14日：
～
平成27年
11月
14日：
金沢大学附属幼稚園「保育を語る会」講話
(3)
平成27年
10月
21日：
～
平成27年
10月
21日：
山形県南陽市立梨郷小学校公開研究発表会「ふるさとを愛し ともに輝き高め合う子どもの育成」 公開授業（2年生活科）＆地域総合型実践交流会（第3分科会：幼小連携）担当
(4)
平成27年
09月
24日：
～
平成27年
09月
24日：
福島県東白川郡矢祭町教育研究会?心の教育推進協議会研修会
(5)
平成27年
09月
22日：
～
平成27年
09月
22日：
新潟県立南城高等学校研修会(新潟県立南城高等学校)
(6)
平成27年
09月
08日：
～
平成27年
09月
08日：
糸魚川市教育委員会スタートカリキュラム研修会
(7)
平成27年
08月
31日：
～
平成27年
08月
31日：
大阪府枚方市教育委員会幼稚園主査教諭?主任教諭研修会
(8)
平成27年
08月
03日：
～
平成27年
08月
03日：
新潟市立幼稚園教育研究協議会夏期研修会講演
(9)
平成27年
07月
13日：
～
平成27年
07月
13日：
宮城県角田市枝野幼稚園?枝野小学校幼小連携研修会
(10)
平成27年
05月
25日：
～
平成27年
05月
25日：
長野県茅野市幼保小連携教育小学校職員研修会
(11)
平成27年
05月
08日：
～
平成27年
05月
08日：
長野県茅野市保育士研修会
◎社会への寄与等
木村は、「社会的に影響力のある教育学者」を目指しています。専門分野である、生活科や幼小連携についてを研修?講演を全国から依頼されていることに満足しております（文字通り「北は北海道から、南は沖縄まで」）。その中でも、全都道府県での講演を元に多くの市から更なる講演を依頼されていることは、内容的に評価をいただいていると感じている。