自己点検評価の対象期間:
平成28年
04月
01日
~
平成29年
03月
31日
東原 貴志
(准教授)
<教育活動>
授業
【観点1】教育内容?方法面での取組
大学院の「教科内容構成特論(技術)」では、学習指導要領の改訂にともなう技術科の指導内容のありかたについて学生と議論した。学部の「木材手工具加工法」「木材機械加工法」では、木材の性質と加工法について説明し、製作演習を通して道具の使用法や機械の操作法を指導した。
【観点2】学修成果の状況
授業履修者の多くは、中学校技術?家庭科の教員や高等学校の工業科教員として活躍している。指導案作成や模擬授業を通して、即戦力となる力量を身に付けるような授業を心掛けている。技術教育の意義を確認し、技術力を高め、ものづくりへの興味?関心を高めることができたのではないかと考える。
研究指導
【観点1】学部
学部のゼミ生がいないため、該当なし
【観点2】大学院(修士課程、専門職学位課程、博士課程)
大学院生に木材加工に関する文献講読,実技指導ならびに研究方法を指導した。木質材料の製造に関する授業実践を通して,教材の開発,授業展開の仕方,生徒の学びについて認識を深めた。研究成果について、日本産業技術教育学会第58回大会、日本産業技術教育学会第27回北陸支部大会、日本木材学会第61回大会および第127回日本森林学会大会において発表を行った。
その他の教育活動
-
平成28年
08月
29日:
~
平成28年
08月
29日:
わくわく大学デー講師(上越教育大学附属中学校)
◎
特色ある点及び今後の検討課題等
- 教育活動の特色ある点は、大学院授業において、学習指導要領の改訂に向けた資料を使用しながら、現在の学習指導要領との変更点や今後の技術教育の在り方について受講生と議論したことである。
<研究活動>
研究成果の発表状況
論】(1)
平成29年
03月:
中学校技術?家庭科における木材の生産に関する指導内容の提案,木材情報,Mokuzai Jouhou,310号,
pp.14-17
(2)
平成28年
12月:
クエン酸を用いた木質材料の簡易な製造方法の開発,日本産業技術教育学会誌,Journal of the Japan Society of Technology Education,58巻,4号,
pp.197-203
(3)
平成28年
09月:
実験講座(40)学校教育のためのパーティクルボードの簡易な製造技術,木材工業,Wood Industry,71巻,9号,
pp.380-383
(4)
平成28年
06月:
中学校技術科の生物育成教育における生物生産の基礎概念に関する分析,技術科教育の研究,Gizyutuka Kyoiku No Kenkyu,21号,
pp.1-9
発】(1)
平成29年
03月
26日:
中等教育における森林育成と木材生産の基礎概念に関する分析,Basic concepts of silviculture and lumber production for secondary education,第128回日本森林学会大会(鹿児島),
(2)
平成29年
03月
06日:
中学校技術科教育での活用を目指した緑地や公園の事例調査,Analyzing the Subject Content of Green Park for Nurturing Living Things in Technology Education,多摩森林科学園森林交流研究会(第2回),
(3)
平成29年
02月
27日:
技術教育のための木質材料の簡易な製造方法における圧締圧力の検討,An Easy Wood-based Materials Production Method,第67回日本木材学会大会(福岡),日本木材学会大会研究発表要旨集(完全版)(CD-ROM),
(4)
平成29年
02月
27日:
中学校技術科「生物育成に関する技術」における木材の生産に関する内容の取扱いと教材,Examining Wood Produciton Related to Technology for Nurturing Living Things,第67回日本木材学会大会(福岡),
(5)
平成28年
12月
11日:
技術科生物育成における「水産生物の栽培」の生物生産に関する基礎概念の整理,Analysis of the basic concept for nurturing living things in technology education,日本産業技術教育学会第28回関東支部大会(埼玉),
(6)
平成28年
09月
16日:
中学校技術?家庭科における木材の生産に関する指導内容の提案,Basic concepts of lumber production for secondary education,木材利用システム研究会第6回研究発表会,
(7)
平成28年
08月
31日:
Utilizing Computer Simulation Software “LYCS” and “Forest Window” to Teach Forestry as a Subject in School Education,Utilizing Computer Simulation Software “LYCS” and “Forest Window” to Teach Forestry as a Subject in School Education,IUFRO International Symposium FORCOM/SFEM/2016,IUFRO International Symposium FORCOM/SFEM/2016,
(8)
平成28年
08月
28日:
信濃川やすらぎ堤緑地の整備と利用の現状と学校における活用について,Using in Shinano-gawa Park For Education,日本産業技術教育学会第59回全国大会(京都),
(9)
平成28年
08月
27日:
中学校技術科の「水産生物の栽培」における生物生産の基礎概念に関する分析,Analysis of the basic concept for nurturing living things in technology education,日本産業技術教育学会第59回大会(京都),
(10)
平成28年
07月
03日:
修士課程における教科内容構成に関する科目の開発:教科内容構成「技術」,Construction of Course Contents for Technology Education,第3回日本教科内容学会第3回研究大会,
(11)
平成28年
05月
13日:
コンピュータを活用した樹木の成長量予測に関する授業実践,Proposal of Forest Practice Utilizing Computer Simulation,東京大学生態水文学研究所 平成28年度利用者研究集会?尾張東部丘陵自然環境研究者の会,
他】(1)
平成29年
02月
:
上越タイムス,上越市立大和小学校,
(2)
平成29年
02月
:
JCV,上越市立大和小学校,
(3)
平成29年
02月
:
新潟日報,上越市立大和小学校,
共同研究(幼、小、中、高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む)の実施状況
(1)学校教育における木材の生産技術と森林の多面的機能の指導内容と評価に関する研究,代表者:東原 貴志,(上越教育大学)
(2)技術科教育生物育成のカリキュラムスタンダードに関する教科内容学的研究,代表者:荒木祐二,(埼玉大学)
学会活動への参加状況
(1)
平成29年
03月
26日:
~
平成29年
03月
29日:
第128回日本森林学会大会(鹿児島),
(2)
平成29年
03月
17日:
~
平成29年
03月
19日:
第67回日本木材学会(福岡),
(3)
平成29年
03月
06日:
~
平成29年
03月
06日:
多摩森林科学園森林交流研究会(第2回),
(4)
平成28年
11月
05日:
~
平成28年
11月
05日:
日本産業技術教育学会第28回北陸支部大会,
(5)
平成28年
09月
16日:
~
平成28年
09月
16日:
木材利用システム研究会第6回研究発表会,
(6)
平成28年
08月
30日:
~
平成28年
08月
31日:
IUFRO International Symposium FORCOM/SFEM/2016,
(7)
平成28年
08月
27日:
~
平成28年
08月
28日:
日本産業技術教育学会第59回大会(京都),
(8)
平成28年
07月
21日:
~
平成28年
07月
21日:
木材利用システム研究会第58回月例研究会,
(9)
平成28年
07月
03日:
~
平成28年
07月
03日:
第3回教科内容学会,
(10)
平成28年
05月
13日:
~
平成28年
05月
13日:
東京大学生態水文学研究所 平成28年度利用者研究集会?尾張東部丘陵自然環境研究者の会,
(11)
平成28年
08月
27日:
~
平成31年
03月
31日:
日本教育大学協会全国技術教育部門事務局長(日本教育大学協会全国技術教育部門)
(12)
平成28年
05月
01日:
~
平成30年
05月
31日:
日本森林学会中等教育連携推進委員会委員(日本森林学会)
(13)
平成28年
04月
01日:
~
平成29年
03月
31日:
第19回エネルギー利用技術作品コンテスト事務局長(日本産業技術教育学会)
◎特色?強調点等
- JSPS科学研究費補助金「学校教育における木材の生産技術と森林の多面的機能の指導内容と評価に関する研究」基盤研究(B)16H03055(研究代表者:東原貴志,研究期間:平成28年度~30年度)の研究を開始し、製材の教材について検討を行っている。
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)
平成29年
02月
01日:
~
平成29年
02月
28日:
上越市立大和小学校講師「卒業制作」(上越市立大和小学校)
(2)
平成28年
08月
01日:
~
平成28年
08月
02日:
公開講座「木琴をつくろう」(上越教育大学)
(3)
平成28年
04月
01日:
~
平成29年
03月
31日:
第4回全国合板1枚作品コンペ実行委員(日本木材加工技術協会ほか)
(4)
平成28年
04月
01日:
~
平成30年
03月
31日:
関ブロ研究協力者(新潟県技術?家庭科研究会)
◎社会への寄与等
関ブロ研究協力者として上越市立城北中学校の技術科教員と授業研究にあたり、地域の技術教育の発展に寄与した。上越市立大和小学校講師として、木材加工に関する卒業制作の支援を行った。また、小学生を対象とした上越教育大学公開講座「木琴をつくろう」を開講し、木材加工に関する教材開発の成果を地域に還元した。日本教育大学協会全国技術教育部門事務局長として、技術教育の研究を円滑に進めることに尽力した。