[保存版] 修了生の声(平成24?27年度修了)
平成28年度修了生
玉木 政彦 (現職派遣:新潟県)
私は, 現場で理科を教える中で, 「何を, どのように教えたらよいのか」という問題意識をもつようになり, 理科教員としての資質?能力を高めたいという思いを抱いて大学院に入学しました。大学では, 講義を通して専門性を高めながら, 理科という教科の成り立ちやその使命を学びました。さらに, CST養成プログラムでは, 社会教育施設や理科教育センター, 及び新潟県教育委員会における研修や実習を通して, 具体的かつ実践的な指導法について学ぶことができました。志を共にする仲間との議論を通して, 理科教育を通してどのような児童の資質?能力を育成するかについて深く考察し, 子どもたち, そして地域のために理科教育を振興していく決意を新たにすることができました。
平成28年度修了生
二宮 祥彰 (横浜市:中学校教諭)
大学院入学当初は,大学院の講義についていくことができるか不安だったのですが,この大学は免P制度があるため,専門教科についても基本から分かりやすい内容の講義が多かったです。また,先生方も生徒のレベルに合わせた指導を行ってくださっていました。おかげさまで私の学習面での不安はなくなりました。さらに周りには,教職につくことを目指し日々努力している人や,現職派遣の豊かな経験をもつ人がいたため,常に自分のモチベーションを高いままに維持することができました。このような経験ができたことに感謝しており,本当にこの大学院で学ぶことができて良かったなと感じています。
平成27年度修了生
堀内 郁 (神奈川県:小学校教諭)
私は,理科の専門的な知識を身に付け,小学校教諭免許状?中学校教諭免許状の取得,CST養成プログラムを受講したいと考え大学院に進学しました。物理?化学?生物?地学?理科教育の各分野の先生方に指導していただくことで,より高い専門性やそれぞれの分野の指導法を身に付けることができます。私自身これまで,物理や地学について学ぶことが少なく知識も乏しかったのですが,授業を通して,面白さを発見し知見を広げることができました。また,免許状取得のための授業をとりながら研究を行うことは大変な場面もありましたが,指導教官をはじめ,同期やゼミ生の協力により,あきらめずに最後までやり抜くことができました。先生方?現職教員?他の院生?学部生との関わりの中で,教師としてやっていく自信をつけることができた3年間でした。
平成27年度修了生
小林 幸典 (北海道:高等学校教諭)
大学で教職科目を履修していなかった私にとって,教育学は未知の分野でした。そんな私にとって上越教育大学の大学院はゼロから教職科目を履修し,教員としての基礎を学ぶことが出来る場でした。また,教員として必要である自分の専門性をもう一度見つめ直し,高めることが出来る場でもありました。さらに,物理?化学?生物?地学?理科教育とそれぞれの分野の先生をはじめ,教員という同じ目標を持つ学部生や大学院生,そして現職教員の方々と今まで知らなかった分野の議論を重ねることで自分自身の知識を広げることも出来ました。3年間上越教育大学で学んだことは,これからの教員人生にとってかけがえのないものだと思っています。
平成26年度修了生
岩瀬 安史 (愛知県:中学校教諭)
「現場では,大学院を修了してきた教員として見られるよ。」とある現職教員の方がおっしゃいました。私は,この言葉がこの大学院で学ぶ意義だと思います。自分の夢である現職教員の方が目の前におり,その背中から日々学ぶことができる経験こそかけがえのない財産です。また,教育職員免許状の取得が目的になりがちな学生生活に喝を入れて下さったのも現職教員の方々でした。日々の学びに,児童生徒の視点や教育現場の視点を与えてくれた現職教員の方々,児童生徒の姿について討論できた仲間に感謝しています。大学院の先生方から理科教育の専門性を,現職教員の方々から学校教育の礎を,仲間から未来に夢を描くことの大切さを学べる環境に興味があったら,ぜひ歩んでみてください。
平成26年度修了生
加藤 和宏 (現職派遣:新潟県)
私は,理科の専門的知識と教育方法を身に付け,教師としての専門性を伸ばしたいと考え大学院へ入学しました。大学院の授業を通して,今までの理科教育の変遷を始め,観察?実験等の指導法,野外観察実習,教材研究など多くのことを学ぶことができ,充実した大学院生活を送ることができました。また,小学校の生活科と理科との接続に関する研究を進め,他の院生,学部生と議論を重ねていくことで,自分自身の知見を広げることができました。この大学院で学んだことは,小学校現場での理科指導において役立つものであると考えています。理科の専門性を高めたい,理科好きな児童?生徒を増やしたいという人には,自然系コース理科は充実した環境であると思います。
平成26年度修了生
齋藤 恵 (新潟県:小学校教諭)
私は,大学で教育学を専攻していなかったため,入学当初はとても不安でした。しかし, 理科教育学,物理学,化学,生物学,地学の先生方は温かく迎えて下さり,時には厳しく,時には優しく,親身になってご指導して下さいました。研究に行き詰まったり進路に悩んだりした時には,現職教員の方々や多くの仲間にアドバイスを頂き,自分自身と向き合いながら成長することができました。大学院では多くの知識や技能を学び,理科の専門性の向上だけでなく,教育現場に出るための心の準備をすることができました。このような充実した3年間を送ることができ,上越教育大学大学院に入学して本当に良かったです。
平成26年度修了生
八木 純 (現職派遣:新潟県)
自然系コース理科では,物理?化学?生物?地学?理科教育に関する専門的な知識や教育法を先生方から丁寧に教えていただけます。また,地域の自然を素材とした野外実習では,直接自分の目で見て,手で触れ,感じるなどの体験的活動を通して,フィールドにおける指導法を学ぶこともできます。さらに,質の高い理科教員を目指すためのCST養成プログラムも受講することが可能で,社会教育施設?新潟県教育委員会?理科教育センターにおける実習や授業実践研修を通して,現場で求められる実践的な指導力を身に付けることができます。このような充実した2年間を過ごさせていただき,理科の指導に対する自信を高めることができました。
平成25年度修了生
加藤 聡 (現職派遣:新潟県)
私は,地区理科教育センターの協力員として,理科の専門的知識と教育法を身につけるために本大学院へ入学しました。自然系コース(理科)では,教育現場の実態に沿った具体的な指導法を学んだり,最新の研究成果に基づいた教材研究を進めたりすることができます。また,それに基づいた実習や授業実践なども盛んに行われ,研究の成果を感じることができます。また,物理学,生物学,地学,化学の各分野において先生方より指導をいただくことで,高い専門性を身につけることもできます。ここで得た専門性と現場で即活用できる指導法や教材研究の成果は,プロフェッショナルな理科教員としての資質を高めてくれるものであると思います。
平成25年度修了生
剣持 協 (神奈川県:小学校教諭)
自然系コース理科では,理科教育学,物理学,化学,生物学,地学の基礎から専門的なところまで広く深く学ぶことができます。私は,学部学生のときに教育学や理学を専攻ではありませんが,免許プログラムの受講とあわせて,学校現場で活用できる科学の知識や指導方法を得ることができました。また,様々なバックグラウンドをもった学生達,現職教員の方々と意見を交わし,議論を重ねることで自身の研究や指導方法を確立することができました。大学院において,教師になるための学習と専門的な研究の両方を行うことができるため,教師を目指しながら研究もしっかりやりたい方にとって非常に良い環境になっています。
平成24年度修了生
白水 誉哲 (茨城県:小学校教諭)
私が上越教育大学大学院に魅力を感じたことは二つあります。
一つは,幅広い分野の野外実習を行うことができたことです。自然に親しむことは,学校現場でも重視されており,まず自然とふれ合うことからはじまると考えています。入学前は自然とどう向き合えばよいのかイメージできませんでしたが,今ではより身近な存在となり,ここでの経験を自信につなげることもできました。
もう一つは,充実したカリキュラムです。私は教育職員免許取得プログラムの受講者として,教員免許を取得しました。授業が多い分,魅力ある先生,個性的な友人と多く出会うことができ,刺激をたくさん受けながら専門性を高めていくことができました。ここで出会った全ての人に心から感謝しています。
平成24年度修了生
砂子田 真菜 (富山県:中学校教諭)
私は,学部での教育学の研究を深めるとともに,理科の専門性を高め,魅力ある教師になるために本大学院へ進学しました。自然系コース理科では,理科教育学,物理学,化学,生物学,地学の各先生から,研究のアプローチの仕方や専門的知識など,多くのことを学ぶことができます。特に,野外観察を行う授業では,野外観察のあり方や指導方法など,より実践を重視した指導を受けることができます。また,大学院には,現職教員の方も多く在学されており,現場での体験談や児童?生徒への指導のポイントなどを聞くこともできます。そして何より,同じ志を持った多くの仲間に出会い,時に悩みを言い合いながら過ごした日々は,私の貴重な財産です。
平成24年度修了生
関根 幸子 (現職派遣:新潟県)
自然系コース理科では物理?化学?生物?地学そして理科教育について,教育現場のニーズを踏まえた一歩進んだ講義や実習が充実していました。また,我が国の理科教育の枠組みを一新させる研究を教示いただくことができ,新たな知見と考え方を得ることができました。さらにCST養成プログラムも受講させていただき,様々な社会教育施設での実習,授業研修,新潟県の特色である理科教育センターでの実習は内容の濃いものでした。現場に戻り地域の先生方に教える立場になった今,自信をもって理論と実践を結んだ研修を行うことができます。現職に限らず,将来,地域の理科教育を担おうと志すなら,自然系コース理科で学ばれることをお勧めします。
平成24年度修了生
古澤 陽介 (愛知県:高等学校教諭)
私は大学の時に高校理科の教員採用試験を受けました。結果は不合格でした。その時,私は『教員になること』を目的としていて,『なってから』の見通しがないことに気がつきました。そこで,子供たちを『どんな人に育てたいか』,『理科で何を伝えたいか』を深く考えるために上越教育大学大学院の門を叩きました。私のゼミでは自分で見通しを持って行動することが重要視されていました。仲間と議論を交わすことはできても,答えは誰も与えてくれない。この環境は,教育現場でも同じです。教員になって,大学院での様々な経験が私を支えています。遠回りだと思った3年間は私の人生を大きく変えるものでした。