氏 名 | 所属?職名等 | 主題及び副題 |
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藤澤 憲 | 和歌山県立和歌山さくら支援学校教諭 | 特別支援学校におけるスヌーズレン教育の有効性と可能性 ~授業実践の三項関係と手作りスヌーズレン環境の創造に視点を当てて~ |
氏 名 | 所属?職名等 | 主題及び副題 |
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加藤 司 | 秋田県立横手清陵学院高等学校教諭 | 探究型学習による,社会の一員として他者とかかわりながら共に向上する生徒の育成 |
このたび,栄誉ある辰野千壽教育賞最優秀賞を受賞できましたことを大変嬉しく光栄に思っております。
本研究主題にあります「スヌーズレン」とは,視覚,聴覚,触覚,嗅覚,味覚などを適度に刺激する多重感覚環境の中で利用者と介助者(授業者)と環境との三項間の相互作用を主とした活動です。1970年代中頃,オランダの重度知的障害者の施設において,利用者のリラクゼーションを主としたレジャー環境から始まり,現在では世界中の福祉施設や学校,病院,個人宅などで様々な障害者や病気のある人々,高齢者などを対象としたレクリエーションや教育?セラピーの方法として広く活用されています。
今回の研究を通して,専用のスヌーズレンルームや代表的なスヌーズレンの器材がなくても,学校の学習空間をいかして工夫すれば,子どもの情緒の安定やコミュニケーションの向上,カウンセリングへの応用など効果的なスヌーズレンの実践が可能であることがわかりました。まだまだ多くの課題はありますが,今後もスヌーズレン研究の探求とともに教育の可能性が豊かにひろがっていくように歩んでいきます。
第9回辰野千壽教育賞優秀賞をいただきましたこと,心から感謝いたします。そして,横手清陵学院中学校?高等学校関係者の皆様,地域の皆様,一緒に学習に取り組んだ生徒たちに心から感謝いたします。
私は,地域の課題解決をテーマにした探究型学習に準備を含めて12年間取り組んできました。その中で生徒たちは,身につけた能力や学習成果を地域で公開し,地域の皆様からの感謝や応援を得て,自らの能力そして社会の一員としての人間性を高めていました。
今回の受賞を励みに,今後も探究型学習を通じて生徒たちの能力および社会性の向上に励むとともに,多くの先生方の参考になるよう実践を深めて発表していきたいと思います。
9月30日(金)に,辰野千壽教育賞選考会議に学外有識者として参画いただいた一般財団法人教育調査研究所理事長の新井郁男様及び新潟工科大学教授の髙田喜久司様から御出席をいただき,第9回辰野千壽教育賞授与式を開催しました。
当日は,最優秀賞を受賞された藤澤憲氏(和歌山県立和歌山さくら支援学校教諭)にその栄誉を讃え,賞状を授与するとともに,副賞を贈呈しました。優秀賞は,加藤司氏(秋田県立横手清陵学院高等学校教諭)が受賞されました。
前列左から,髙田喜久司様,佐藤学長,藤澤憲氏,加藤司氏,新井郁男様,西村理事
後列左から,松沢教授,中山教授,小杉理事,松田教授,石野教授
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