文部科学省特別経費(プロジェクト分):幅広い職業人の養成や教養教育機能の充実
初等教育教員養成課程における科学的リテラシーの育成 -感性と科学的素養に満ちた教員の養成-
平成22年~24年度
今日,我が国において国民の科学的素養を涵養し,科学技術創造立国を支える人材を育成する上で,理科指導に優れた小学校教員の存在は重要である。しかしながら,理科指導を苦手とする小学校教員が少なからず存在し,その原因として養成段階における理科実験の経験不足が指摘されている。
教員養成大学?学部には「理科嫌い」の学生が数多く入学していることから,理科指導に自信のないまま教員となり,理科の授業を行っていることが示唆される。また,「理科指導に自信のない教員」に指導を受けた児童が,「理科嫌い」になるという負のスパイラルが出来上がることも懸念される。
この現状を解決し,新学習指導要領に対応できる教員を養成するためには,初等教育教員養成段階において,科学的素養を涵養する教育課程を体系化し,一層の授業改善を図ることが,重要であると考えた。
本取組では,教育課程における既設必修科目を有機的に関連づけ,教育課程の体系化を図ることにより,本学の初等教育教員養成課程を卒業する全ての学生が「科学的素養をそなえた初等教育教員」となり,社会的ニーズに応えることを目標としている。
実験?観察技能の確実な習得のための「サイエンス?パフォーマンス?アドバイザー」を配置し,観察?実験指導を実施しました。
※テキスト等は,縮刷版で掲載しております。
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